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「これだけ違うと値段も違うのは当然」良い仕事・悪い仕事の違い
こんにちは!
外壁塗装工事は、良い仕事・悪い仕事でも塗ってしまえばわからず仕上がりや見た目は一緒。。
ですが、年数が経った際に違いが必ず出てきます。
コチラとしても長持ちするようなキチンとした仕事をしたいものですし、工事中・工事後に同業者から見られた際にその印象を抱かせてしまうのでコダワリは必要です。
そして、見積もりの安さには理由があります!ある程度の事をすれば費用も高くなりますし減らせば安くなります。
今回は、職人さんがどのような点をこだわっているのか?見ているのか?をご紹介いたします。
良い仕事・悪い仕事の例
✖工事挨拶や工事説明を行わず工事開始する。
◎近隣への飛散対策をキチンと行う。万が一汚した際も綺麗に清掃する。
✖近隣への飛散対策が甘い。汚しても下から見えない箇所はそのまま。近隣にも汚したまま帰る。
(うちのお客様がやられて裁判になった実体験もあります。お隣様と気まずくなってしまったと呟いておりました)
◎強風時や悪天候時は余裕をもって工事を中止する。
✖強風時や悪天候時でも工期と予算が少ないので無理して工事する。
◎高圧洗浄を綺麗に行い。その日は乾燥させるor塗装以外の作業を行う。
✖️高圧洗浄をさっと半日前後で済ませる。昼から塗装を開始する。
✖足場シートが汚れていようがシートは洗わず、数日後乾いた汚れが周辺に散乱する。
◎ケレン作業、下塗りをキチンと行う。(塗装が長持ちする)
✖ケレン作業、下塗りを行わずそのまま塗装してしまう(塗装の長持ち絶対しないし、塗られると見破れない)
◎見えない箇所も丁寧に施工する。
✖見えない箇所は、そのままか1回だけ塗るか雑に塗る。(屋根上から隣家を見ると手抜きが目立っています。)
◎入りきらない・見逃した箇所も最後にタッチアップする。
✖大体、全体的に見て良かったらそのままで完了。
◎掃除・ライン出し・タッチアップも全体的に丁寧に行う。
✖掃除だけは、綺麗にし下から見える箇所だけタッチアップ等する。
◎お客様の要望を聞き最適な色提案・艶提案をする。
✖色と艶を選ばせると新たに材料発注費用・在庫塗料が増える・処分費用がかかる為、よく出る艶や色・在庫である物に誘導する。(特に艶有推奨派に多い印象)
◎部位ごとに適した塗料を使い分ける。
✖材料を分けると材料費が余分にかかるので使い分けせず同一塗料・色で塗装する。
◎上塗・中塗・下塗と見積書記載の塗料を使用する。
✖上塗だけ見積書の材料を使い、塗装すると見えなくなる中塗・下塗は在庫の余っている別塗料や、半端品を集め調色し塗装する。「在庫塗料の処分費や別途注文しないで良いのでその分利益になります」
◎コーキングも、上塗り塗料との色をあわせた近似色品を使用し、塗膜割れが目立たないように対策する。
✖色を合わせると在庫を抱える、使わない分も発注しないといけない等コストUPに繋がるので、塗ってしまえば解らないので白色等無難な使いまわしの効く色を使う。
◎既定の塗回数を守る。仕上がりが悪い、気に入らない場合は規定回数以上塗り完璧に仕上げる。
✖既定の回数を守らない。見えにくい箇所はごまかす。
◎既定の乾燥時間を守る。
✖既定の乾燥時間を守らず。すぐ2~3回目を塗装する。(不具合の原因になります。乾いていない状態の上に重ねるのでずっと下の乾燥ができない為)
◎塗料の希釈・混合も軽量秤を使い規定上限を守る。
✖塗料の希釈・混合を感覚や目分量、塗りやすさだけで行う。
◎塗料を入れる容器も綺麗な状態の物を使用する。
✖何回も使ったような塗料容器をずっと使っている。(以前の塗料が湧いてきてゴミ・異物が混ざりやすい)
◎壁面ごとに適した作業性・仕上がりが良い塗装道具を使い分ける。
✖値段重視で安い物にこだわる。塗れればOK。
◎以前の汚れは綺麗に取り除いた物・新品の物・手入れの行き届いた道具で塗装する。
✖以前の汚れが付いたままの物をそのまま使用する。
◎使用期限内の正しい塗料・メーカー調色の塗料を使用する。
✖使用期限を過ぎた物を使用する。期限切れの物や他の材料を一つに集め調色して中塗りに使いコストを浮かす。
◎コーキングも正しく撤去を行い新しい物に交換する。
✖コーキングもそのままで、上から塗料を埋め込む・塗りこんで見た目でごまかす。
◎エアコンカバーを外し、付いていて見えなかった箇所の塗装・コーキング・クラック処理もキチンと行う
✖エアコンカバーが付いたままそのまま工事する。(裏側は放置です。撤去時にペンキで引っ付き外せないと電気屋さんの撤去が困難になります)
◎工程ごとに各方面(北・西・東・南)キチンと撮影する
✖1工程で2~3回目を一緒のタイミングで写真撮影する。(2~3回目は同じ色を塗る場合が多く中々見破れないです。撮影日時データを確認する必要があります。)
※色を全て分けて塗るケースも有りますが、同じ色を重ねた方が耐久性は上がります。
さいごに
いかがでしたか、追求すれば多くの事を気にしないといけません。
良い仕事は、今回のような多くの細かい1つの作業の積み重ねで出来上がります。
こんなにやることが違って値段が安くても、出来上がった見た目は一緒・最初は綺麗なのでタチが悪い。
最近、相見積もりで高い見積もりより、安い見積もりを目にするケースが大半です。
その工事金額、立派な事務所も構えて事務員さんもいてチラシも配布して本当に工事できるのか、利益でているの?と疑問になるケースも見受けられます。
実際に工事を行う者が、手抜きしないと赤字になる!日当にすらならない!見習いみたいな若い子を連れて行かないとお金が残らない!そのような弱い物いじめみたいな実態もあり注意が必要です。
本当に、その見積大丈夫ですか?
いくら安いと言っても、安くできる理由がなにかしらありますので。(上記内容の事案、来る職人の質、細かい配慮無しで雑、そもそも工事内容が違う)
+して「工事前の近隣挨拶、色の打合せ数回、工事後の点検アフター対応、万が一の保証の備えもしないといけません。」