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【外壁色の選定方法】決定迄の説明や各注意点について
外壁塗装において重要な家の印象を決める色選びです。
外壁塗装工事をするにあたって、現在の外壁色から変更してガラッとイメージチェンジしたり、新築時の綺麗な状態を復元するように塗装したりと様々な方法がある中で選択して決めていくわけですが、どのように選んでいくのか?
その時の流れや各注意点を今回はご説明します。
1、色を選ぶ
決定した塗料の標準色(カタログ色)から選ぶパターン。
塗料カタログの標準色は実際に外壁塗装時に選ばれることが多い色がのっていますのでこの中から選ぶと安心です。
そして、この標準色の中から気に入る色が無い場合に登場するのが日本塗料工業会が発行する色見本帳!
ちなみに業界用語で日塗工(にっとうこう) とペンキ屋さん達は呼んでいます!
画像掲載の2017年版日塗工で632色のっています。
注意点として
・使用する塗料によって標準色や限られた色からしか選べない場合がある。
「外壁・付帯部に使う塗料は、標準色・日塗工から選択可能な商品が多いですが使用する材料により異なりますのでご確認下さい。」
「屋根の色はカタログの標準色の中からしか選べない塗料が大半です。標準色以外から色選択されたい場合は選択可能な塗料もございますのでご相談下さい。」
・あそこの色にしたい・この商品の色にしたい!等ありましたら写真や現地確認にて近似色を探しますのでお気軽におっしゃってください。
「実際の色が付いている商品をメーカーに郵送してこの色で作成してもらう事も可能です。この方法は確実です」
2、艶を選ぶ
こちらは、同じ色でも艶の種類で雰囲気は違ってきます。
そんな艶の種類ですが
艶有り・7部艶・5部艶(半艶)・3部艶・艶消し 計5種類あります。
(左から右にいく順に艶が無くなります)
3、サンプル塗板を作成し実際の感じを確認する
色見本帳やカタログから気にいった・気になる色、艶の種類を選択してA4サイズの物に実際の塗料を塗装した塗板をお渡しできます。
現在の外壁に近いパターン(模様)を選択できるメーカーもございます。
*サイディング材のパターンは種類が多すぎて作成はできません。
ですが手元にあるサイディングのサンプルを郵送して郵送したものに実際に塗装してもらったりも可能です。
この辺りはご相談いただけたらと思います。
【外壁模様にあわせて指定色の塗板を作成したもの】
「左 ローラーパターン マスチック仕上げ」
「右 吹付タイルベース ヘッドカットパターン」
色と艶を指定の物で作成した物
注意点
・同じ色でも見る面積によって色の視覚が変化いたします。
小さな塗料カタログから選択しても、A4サイズの塗板で見ると視覚効果で面積が大きい方が色が明るく感じたり濃く感じたりしますのでサンプル板を作成し実際にご確認いただく事をお勧めしています。
・面積が広くなるほど明るい色はより明るく、暗い色はより暗く、鮮やかな色はより鮮やかに感じらる傾向にあります。
マメ知識としてこのような効果を利用して、エッフェル塔は下から上に色を薄くしていって実際より高く見えるようにしています。「17-40D~17-60D等の色が近似色のようです」
・サンプルの塗板は実際に塗装する状況下や場所でご覧ください。
内部は内部、外部は外部、その場所で見てください。
日の当たる当たらない、朝昼夜、晴れ曇り雨等の条件でも色や艶の見え方は違いますので塗装する実際の状況下にて何度か見比べて下さい。
4、カラーシュミレーションでイメージ像を確認する
希望の色の塗板を外壁に当て見比べて頭の中でイメージを膨らましていくのですが上手く仕上がりイメージが想像できない等、悩む事が想像できます。
サンプル塗板と比較して数10倍もある建物に対し、A4サイズの塗板だけを見比べても仕上がりに不安が有るのも事実。
ですが、そんな時に役立つのがカラーシュミレーターソフト!
カラーシュミレーターソフトを使用し外壁塗装後の出来上がり像をイメージするのに役立てる事ができます。
当店で施工の方は無料でイメージ作成いたしております!
【インターローカス社のi-COLOR express (アイ-カラーエクスプレス)を導入しています。】
カラーシュミレーターで色の変更や様々な配色パターンを試したり、現在の色から大きく色を変更した際のイメージチェンジを確認したりできます。
見本塗板だけよりも仕上りイメージが湧きやすく好評ですのでご活用ください。
[カラーシュミレーション参考画像]
まとめ
最後に一言!
好きなのを選ぶのが一番です!「筆者は艶消し派です」
外壁塗装の色選びでお悩みの方は、当店にお任せくだされば様々な方法をご提案させていただきますのでよろしくお願いいたします。